ロレックスのデイトナ白文字盤(116500LN)は並行価格が440万円を超えてきています。このレベルの価格帯になっても本当に売れるのでしょうか?
それについて並行店の店員さんにお話を聞いてみたところ…
「330万円台の頃と比較すると売れ行きは相当落ちている。400万円を超えてからは明らかに売れ行きは悪くなってきた。ポツポツと売れる程度」
と言っていました。
そこで今回の記事では、デイトナSSの白文字盤(116500LN)について実際の売れ行きはどうなのかを聞いてきたので、その点について管理人の意見も交えて本文で紹介していきます。
記事は下に続きます。
400万円以上でもデイトナ白文字盤は売れるのか
画像出典元:価格コム
並行店の店員さんから詳しくお話を聞いてみると、次のようなことをお話されていました。
- 2021年1~3月頃は300万円ちょっとでデイトナSS白文字盤を購入できた。この時の売れ行きは結構良かった。
- その後、2021年4月には一気に価格が高騰し400万円を突破。その辺りから一気に売れ行きが悪くなり、あまり売れなくなった。
300万円~350万円くらいまでは許容の範囲内だったお客さんが多かったようですが、400万を超えたら明らかに高いとみなさん思っているようです。
さすがに400万円を出したら正規店でデイトナ金無垢モデルを購入できてしまいます。
なので、デイトナSSモデルの400万円突破辺りから、より一層デイトナの金無垢モデルが正規店で手に入りづらくなった印象です。
400万円という金額はSSモデルを購入する上では高いハードルのようで、売れたとしても本当にポツポツ売れる程度。
売れにくいということは価格は下がるのか
デイトナが高騰した背景を整理
実際に今後デイトナSSモデルの価格が下がるのかどうかについては、他の要因が絡んでくるのでなんとも言えないところがあります。
他の要因というのは、株式市場のバブル相場や仮想通貨のバブル相場の辺りです。
現状株式市場は非常に高騰しており、多くの投資家はそれによって含み益を持っていたり、利益を出したことでしょう。
だからこそ、今は現物資産としてロレックスに注目が集まり、多くの人が手にしようとしています。
そういった背景もあり、一番人気のデイトナは特に高騰したとも言えます。
デイトナの相場が暴落する時
今後仮にデイトナの価格の暴落があるとすれば株価の暴落、ビットコインやイーサリアムを代表とする仮想通貨の暴落などにより、含み益が消えてしまったとか、追証のために資金が必要になったという状況でしょう。
もちろん、こういったことは今後数年以内に起こり得ることとして想定はできるので、個人的にそういった状況でデイトナも一気に暴落するとは思います。
今は資産価値が高いからみんな買い漁っているが、資産価値目当てで群がっているだけなので、それが崩れた時、多くの人が市場に手放します。
買いたい人が激減するのに市場にあふれかえるので、買取価格もめちゃくちゃ安くなります。
そんなことが起こり得るのですが、現在の状況だと株式市場や仮想通貨市場のバブルに支えられて、デイトナ白文字盤は400万円台をうろついている感じでしょう。
デイトナの相場が更に高騰する未来
ただ、もしこのまま株式市場のバブルも継続するといったことが起これば、もう一段階上に行く可能性は秘めています。
というのも来年くらいにはそろそろデイトナの現行モデルがディスコンになりそうだからです。2022年4月に新作発表があるはずですが、そこに向けてまたもう一段階上がっていくことは予想できます。
もう一段階上がるとしたら、次は500万円くらいとなるはずですが、ここらへんが頭打ちだと思います。
デイトナがこれくらいの価格になってくると、金無垢モデルは更に上がり、そして別のブランドの時計も上がっていき…ということが起こるので。
デイトナが600万円を超えるのは、それらがすべて高騰しきってからもうしばらくしてだと思います。
まとめ
116500LNの白文字盤は2021年に入ってから300万円を突破し、どんどん上昇を続け、今では400万円を超えました。
しかし実際のところ、400万円を超えてからの売れ行きはあまり良くないようで、このくらいの価格になると別のブランドだったり、デイトナ金無垢を狙うっていう人が多くなっているのだと思います。
では、実際に価格が下がるのかというと、それはバブル相場となっている株式市場や仮想通貨市場の影響を受けることでしょう。
仮に株式市場が暴落したら、デイトナも一気に暴落すると予想されます。しかし、株式市場が仮に今のまま推移したり更に高騰を続けるのであれば、2022年のディスコン予想により2022年4月くらいまでは更に価格が高騰し500万円を突破する未来もあるでしょう。