
ロレックスファンの間で話題となっているのが、未発表の新作として噂される「ランドドゥエラー(Land-Dweller)」だ。もしこのモデルが登場すれば、「シードゥエラー」が海の極限環境に挑戦するプロフェッショナル・ダイバーズウォッチであるのに対し、ランドドゥエラーは陸上の過酷な環境に適したモデルとして新たなカテゴリーを築く可能性がある。
また、海外の腕時計メディアが、本当の画像かどうかは不明ではあるが、ロジャー・フェデラーがこの「ランドドゥエラー」と思われる腕時計を着用している写真をInstagramに投稿したのだ。この画像が本物で、更には本当のランドドゥエラーであれば、ロレックスが正式発表する前にフェデラーがフライングお披露目をしたことになる。
この出来事は、昨年のパリ五輪でダニエル・クレイグが未発表の「シーマスター」を着用していたケースを彷彿とさせる。ロレックスが公式アンバサダーを通じて新作をさりげなく公開する戦略なのか、それとも単なる憶測なのか、時計ファンの間で様々な議論が交わされている。
今回は、この噂のモデルについて、現在の情報や予想をもとにその特徴を考察してみよう。
現在のリーク画像
デザイン & 素材(予想)
仮にランドドゥエラーが登場するとすれば、ロレックスが培ってきたプロフェッショナルモデルのDNAを継承しつつ、耐久性と実用性に優れた設計になることが期待される。
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ケース素材には、RLXチタンやオイスタースチールが採用され、堅牢性と軽量性のバランスが取られる可能性が高い。
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ケース径は42mm〜44mmと予想され、視認性を重視した設計となるかもしれない。
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ベゼルには、登山やアウトドアで役立つコンパス機能付きのものや、セラクロム製の耐傷性ベゼルが採用される可能性も。
文字盤デザインについては、マットブラックやカーキグリーンといったアウトドアを意識したカラーリングが予想され、視認性を高めるためにクロマライト夜光が採用されることも考えられる。
ムーブメント & 機能(予想)
もしランドドゥエラーが発表されるとすれば、ロレックスが誇る最新ムーブメントが搭載される可能性が高い。
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キャリバー 3285や新開発のムーブメントが搭載され、約70時間のパワーリザーブを備える可能性がある。
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耐衝撃性や耐磁性を向上させるために、パラクロム製ヒゲゼンマイや独自の耐振動機構が採用されることも考えられる。
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高地や過酷な環境での使用を想定し、高度計や気圧計の搭載があるのではないかという声もある。
アウトドア向けのモデルとしては、耐久性のあるムーブメントに加え、登山や探検に役立つ機能が備わるかもしれない。
ブレスレット & 防水性能(予想)
プロフェッショナルウォッチとしての実用性を考えると、ランドドゥエラーには耐久性と装着感を両立したブレスレットが採用される可能性がある。
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オイスターブレスレットや、調整機能が充実したエクスプローラー向けブレスレットが搭載されるかもしれない。
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グライドロックやエクステンションシステムが備われば、アウトドアウェアの上からでも装着しやすくなるだろう。
また、防水性能に関しても、仮に発表される場合は100m〜200mの防水性を確保し、水辺でのアクティビティにも対応できる仕様となる可能性がある。
総評:ランドドゥエラーは本当に登場するのか?
現時点では、ランドドゥエラーに関する公式発表はないので、あくまで噂や予想に過ぎない。しかし、ロレックスがこれまでエクスプローラー、シードゥエラーといったプロフェッショナル向けモデルを展開してきたことを考えると、陸上での冒険に特化した新モデルが登場する可能性は十分にある。
もし実際に発表されるとすれば、どのような機能が搭載されるのか、どのようなコンセプトで設計されるのか、ロレックスファンならずとも注目したいところだ。
ついにロレックス新作発表は明日!