ロレックス 転売対策

日本のロレックス正規店にて2019年11月1日から大きな購入制限を実施することとなりました。

2020年1月には販売規制ルールに変更がありました。

具体的には

  •  ロレックス全正規店共通で同一人物の購入制限が以下のように実施されます。
    • SS人気モデルにおいて同一型番は2019年11月1日以降に購入した場合、5年間購入制限
    • SSの人気モデルは2019年11月1日以降に購入した場合、1年間購入制限
    • SSの人気モデルにはヨットマスターⅡ、ミルガウス、エアキングは含まず
  • 購入者は日本国内在住の方限定で購入時に顔写真付きの身分証提示を求められる(運転免許証・個人番号カード)※現在は国内在住でなくてもOKとなっています。

というようになっています。

それぞれに関して本文にてより詳しい解説をしていきます。

実際の所、この制限にも抜け穴があります⇒ロレックス購入規制ルールに抜け穴が?1年未満に制限モデルを複数本買う人も…【販売規制】

記事は下に続きます。

ロレックス レアモデル
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購入制限がかかるSS人気モデルはどれか

今回のロレックスの購入制限・販売制限において、人気モデルを直接指定してきました。

人気モデルとして指定されたモデルは、プロフェッショナルモデルのステンレススチール製の内、以下のモデルとなります。

購入制限対象モデル

型番 名称
116500LN デイトナ
126600 シードゥエラー
126660 ディープシー
124060 サブマリーナー
126610LN サブマリーナーデイト ブラック
126610LV サブマリーナーデイト グリーン
126710BLNR GMTマスターⅡ 青黒ベゼル
オイスターブレス&ジュビリーブレス
126710BLRO GMTマスターⅡ 青赤ベゼル
オイスターブレス&ジュビリーブレス
124270 エクスプローラー
226570 エクスプローラーⅡ

購入制限から除外されたモデル

ロレックス 不人気モデル

プロフェッショナルモデルの中のSS製の内、除外されたのが以下の4種類です。

  • エアキング
  • ミルガウス
  • ヨットマスターⅡ

また、プロフェッショナルモデルのコンビや金無垢、ドレスモデル全種類も除外されています。

  • プロフェッショナルモデルのコンビ・金無垢全種
  • ドレスモデル全種類

これらに関しては購入制限はかからず、通常通りに購入できるとされています。しかし、ロレックスで公式に「エアキング・ミルガウス・ヨットマスターⅡ」は不人気と指定してしまったことは結構議論を呼びそうなものですね。

上に挙げた不人気モデルを除いて、該当した人気モデルに関しては以下のように販売制限がかかります。

販売制限の内容

同一型番(リファレンス)の場合

まず同一型番リファレンスの場合は2019年11月1日以降に購入後は、5間購入制限がなされます。

例えば、デイトナSSのRef.116500LNは白文字盤と黒文字盤が存在します。好きな方であれば両方とも購入したいと思い、正規店を巡っている方も多いです。

デイトナ白黒
デイトナ白黒

しかし、2019年11月1日以降にどちらかを購入した場合で別の文字盤を求める場合でも同一リファレンスのため5年間は購入ができない事になります。

ポイントは2019年11月1日以降に購入したものに限るため、2019年10月までに購入しているのであれば制限対象とはなりません。

異なる型番(リファレンス)の場合

ロレックス 3大レアモデル

次に異なる型番の場合には、2019年11月1日以降に購入したら1年間の購入制限が付けられます。

具体例1 2019年11月1日にデイトナ116500LNを購入した場合

2019年11月1日にデイトナ116500LNを購入した場合、以下のモデルは1年間の購入制限がかかります。

  • GMTマスター2 ペプシ・バットマン
  • サブマリーナデイト ブラック・グリーン
  • サブマリーナ ノンデイト
  • シードゥエラー
  • エクスプローラー1
  • エクスプローラー2

そして、デイトナ116500LNは5年間の購入制限がかかります。

具体例2 2019年10月31日以前にデイトナ116500LNを購入した場合

2019年10月31日以前に購入している場合には、制限は何もかからないとされています。

購入時に顔写真付きの身分証提示を求められる

そして、それらを管理するためには顧客の個人情報をしっかりと把握していないといけません。そのため購入時には身分証の提示が求められることになりました。

これまでの正規店対応

これまでであれば購入時に身分証を提示する必要は有りませんでした。欲しいと言って出てくれば、あとは名前を偽っても購入はできるという状態でした。

ですから、複数の正規店を巡って転売を繰り返しているような人は名前を偽って購入していた人も多かったかもしれません。そういったことができなくなるということですね。

身分証明書として認められるもの

今回の制限により名前を偽ったりできなくなります。

具体的には顔写真付きの身分証明書の提示が必須となりました。顔写真付きの身分証明書といえば、

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • パスポート+保険証など

が該当します。これらの提示が必要なのでロレックスに行く際には常に持参しておかないといけません。

※パスポート単体は不可のようです。理由としては住所を偽ることができるからです。そのため、パスポート+保険証などが必要です。

日本国内在住でないと購入できない(2020年1月撤廃)

現在はこちらの制限は撤廃されました。

ロレックスの販売規制で外国人対象外が撤廃!今後もルール変更予想も

また、日本国内に住んでいない方には人気モデルを販売できないとなりました。これまでは海外からやってきたセレブの方に抱き合わせ販売とかやっていたかもしれませんが、そういったことは表向きにはできないということになりました。

まあ、裏ではデイデイトを購入してくれたら売りますとなるかもしれませんがね笑

並行相場はどうなるか?

今回の転売対策により並行相場はどうなるかを予想してみます。

まずこれまで転売をされる方は転売益が出るものは何でも買っていました。しかし、今後はそれができなくなります。

ですから、購入するものを非常に限定することになります。そうなると、本当に人気のモデルは高騰するが、そうでなかった不当に釣り上げられたモデルの価格は下落すると予想されます。

元々人気がなかったモデルの相場は下落すると予想

正直、エクスプローラー2だったりミルガウスだったりは転売屋によって釣り上げられた価格と思います。元々正規店に行けば普通に並んでいるレベルのモデルだったのにもかかわらず、今の並行相場過熱状況により、元々人気がなかったモデルも高騰してしまいました。

そういったモデルは大幅に価格が下げられるのではないかと思います。

もっと具体的に言えば、

  • エクスプローラー2
  • ミルガウス
  • エアキング
  • コンビモデル

あたりですね。ここ数年はデイトナのコンビモデルですら価格が上昇していました。そして実際にコンビモデルですら正規店で見かけない状況となっていました。

コンビモデルや金無垢モデルは購入制限にはかかりませんが、購入制限にかからなかったという事実により価格は下ると思います。

特にコンビモデルは爆下げではないかなと予想。

元々の人気モデルの116500LNは爆上げ傾向か

購入制限がされたことで白黒文字盤両方とも揃えたいという人は5年間待たないと両方とも揃えられないという制限が加えられます。

そうなると、並行店でいいから購入してしまおうという方は増えるはずです。

また、外国人も国内正規店で購入できなくなるので並行店で買ってしまおうと考えるでしょう。そうなってくると、元々の人気モデルだった116500LNは価格を伸ばすと考えられます。

※現在は外国人でも日本在住者同様に買えるようになりました。

GMTマスタ-2は横ばい~やや微増か

一方でGMTマスター2のペプシ・バットマン辺りは人気もあるので(ここ数年でメディアによって人気が作られたともいえますが)なかなか価格は下がらないと思います。

実際にペプシは入荷数も非常に少ないと聞いていますし、これまでと変わらないと推測されます。

妥協で購入させてランナーを追い出すために使われていたモデルは下落傾向予想

今回の転売対策はランナーを減らして、正規店店員さんがより楽に接客ができるようにという意図も含まれているはずです。

そうなると、しつこく毎日やってくるランナーに対してエクスプローラー1やエクスプローラー2を推奨し購入してもらえれば1年間は来なくなります。

そのために使われるモデルが出てくるはずで、そういったものに該当するであろうモデルは相場下落傾向となるでしょう。

該当するものとしては以下の辺りですかね。

  • サブマリーナー ノンデイト
  • サブマリーナー ブラック文字盤
  • シードゥエラー
  • ディープシー
  • GMTマスターⅡ 黒黒ベゼル
  • エクスプローラーⅠ
  • エクスプローラーⅡ

購入制限される以前にも、デイトナマラソンランナーはこれらのモデルが出されたらかなりの確率で買っていたと思います。

でも、今後はこれらを買うとデイトナを買えなくなるので絶対に買うことはなく、それゆえ正規店でも比較的購入しやすくなるはずです。

そのため、平行相場は下落傾向と予想できます。

転売益が出るが購入制限対象から除外されているモデルは上昇傾向か

転売益が出るけれど購入制限対象からは除外されているモデルがあります。

  • GMTマスターⅡ 茶黒ベゼル コンビ
  • デイトナ金無垢 グリーン文字盤
  • スカイドゥエラー ブルー文字盤・ブラック文字盤

です。これらはデイトナマラソンのついでにみんな探すはずなので、正規店での奪い合いは一層厳しくなると予想されます。

そのため、並行相場は上がっていくかな。

販売制限に関しての考察

今回の販売制限を日本ロレックスがとった理由としては転売対策がメインです。それは間違いないと思います。

デイトナマラソンランナーを少しでも減らすための実施

実際にここ数年はランナーが非常に増加してしまい、正規店店員さんはその対応により疲弊していた状態でした。

そういったデイトナマラソンランナーを少しでも少なくして、今の人気が過熱した状態以前の状況に戻るようにとのことで実施したと思います。

確かに制限がかかることで一度購入したマラソンランナーは1年間は来なくなるので相当楽な対応となるはずです。店員さんとしてはありがたいと考えられます。

とはいえ、購入できない人も非常に多いので、購入するまでは何度も何度も通う人は後をたたないでしょう。

購入できてない人に妥協で推奨されるモデルが出てくる

SS人気モデルを求めて多くの人はマラソンをしていますから、そういった人を少しでも減らすためにマラソンランナーに妥協してもらうために販売するモデルも出てくると思います。

おそらくエクスプローラー1、2辺りが対象となるのではないかなと思います。何度もしつこくやってくるランナーにはこういったモデルを提案して、そして買ってもらえれば1年間はこなくなるわけです。

そういった妥協で買わせるモデルとして使われそうなイメージですね。

お得意さんや高額金無垢を買ってくれるお客さんは対象外かも

表向きにはこのような転売制限を実施したわけですが、実際の所、裏ではデイデイトなどのなかなか売れていかない高額モデルなどを購入してくれた人にはデイトナSSなどを出すことは普通にあると思います。購入制限期間中だとしてもです。

あくまでも今回の対策はランナーを少しでも減らしたいという意図を感じるので、それに該当しないような人はこれまで通りかと思います。