ロレックス 販売規制の抜け穴

ロレックスでは2019年11月に販売規制(購入制限)を実施しました。

これは一部のレアモデルの購入後、同一人物は1年間該当のレアモデルを購入できない、同一リファレンスの場合には5年間購入できないというものです。

このルールを実施したロレックス正規店側の意図としては、「より多くの方にレアモデルが行き渡って欲しい」というものらしいのです。この考え方に関しては実際にロレックス正規店店員さんにお聞きすればこういった模範解答が返ってきます。

しかし、抜け穴があるようで同一人物が何本も購入制限対象となるモデルを購入したという事例がありました。

購入規制・販売制限の抜け穴

今回の販売規制においては、普通に考えれば抜け穴はあります。

どういったことかというと、身分証明書が別の方であればいいということなので、例えば家族の身分証明書と本人を連れて行って購入するなどの手法です。

ポイントは、

  1. 身分証明書が販売規制中の方以外のもの
  2. 身分証明書記載の本人も同行すること

という2点を満たしていれば、購入制限モデルでも実質自分で年間何本も購入することができます。つまり、「家族が自分にプレゼントとして贈りたいから…」という言い訳です。

やりようによっては、自分が家族を連れて行って、父、母、妻など3名いれば、1年間に自分名義で制限モデルを4本買うこともできるということです。友人でも知り合いでも、場合によってはバイトを雇って…というのでもできるって言うことです。

これは確かに考えれば誰もができることなのですが、ロレックス正規店自体でルールを設けて、しかもその意図としているところが「多くの人に行き渡って欲しい」ということから本当にロレックスが好きならば人としてやるべきではないと言えます。

購入制限中ならば、おとなしく1年待っているのが普通ではないでしょうか。

いくら抜け穴があるとはいっても自分だけが良い思いをしたいという気持ちを抑えて他の方のために譲るという選択をとった人を優遇してもらいたいなとは正直思いますね。

しかし、実際に購入制限中に複数モデルを購入するのをやっている方は、聞いている範囲内でまずまずいます。

そして、それが表向きに出てしまっているのですから、販売制限を真に受けたお得意様たちも「それなら自分も家族連れて行って購入したい」と思うはずです。

1度でもそういった抜け穴の事実が明るみに出てしまったら、真面目に制限を守っていた人も抜け穴を利用してしまう事は容易に想像できます。

そして、結局は普段忙しい方だったり、これまで購入できなかった方は余計に買えなくなるという事になります。

ロレックス店員さんのモラルに疑問が…

正直、法律に反しないからと以前からロレックスを転売する人とかもいますし、あくまでもロレックス正規店独自で設けたルールなので、それに反するような行為をしても罰せられるなんていうことはありません。

ただ、個人的思うのですが、今回の件に関してロレックスの店員さんのやり方もちょっとどうかな~と思います。

ロレックス正規店の考えとして「多くの人にレアモデルを買って欲しい」という意図があるならば、店員さんはそういった考えを貫き通すべきで、いくら別の人を連れてきたからと言って抜け穴を用意してやるのはダメだと思うんです。

もちろん、ある程度お得意様と言われる人たちは優遇されて当たり前とは言えるのですが、でもルールはルールなので守りましょうと言いたいです。

そして、お客様がちょっとルールに反した事をしようとしているなら、それをストップさせるのがロレックスの店員として正しいことなのではないでしょうか?

今回の販売制限にも抜け穴があることくらいは誰もが思いつきます。

そして、それを実行しようとする人も確かに良くはないですが、販売店側がしっかりとルールの抜け穴を封印するべきだったなと思います。

今の時代はSNSや口コミサイトがあるので、販売制限対象モデルを1年間に何本も購入できたなんていう自慢をする方が多くいるのは想定の範囲内じゃないですか。

それをわかっていて、何故グレーゾーンの販売を店員さんがしてしまうのか…と残念でなりませんでした。

ネット上で抜け穴が存在し、そして実際にそれを実施した人がいるとわかったら、日本ロレックス社や販売正規店に苦情の電話が行くのはもう明らかなことですよね。

ロレックス店員さんが何故自分達に不利になるような、面倒なことになるような販売をしてしまうのか…そこに疑問を感じます。

「毎日デイトナマラソンランナーが来て面倒くさい、迷惑だ」という意見を店員さんから聞くこともありますが、自分達のやっていることがそういった面倒な事に結びついているということを理解すべきだと思います。

今回の件があり、すでに販売規制中でも家族を連れて何度もまたマラソンに来る人は増えてしまい、苦情も増えてしまい、自分達の首を締めることになったのではと思いました。