2020年のバーゼルワールドは延期、そしてロレックスのバーゼルワールドからの撤退などがあり、結局の所2020年9月1日に2020年の新作発表がなされました。更には2021年は4月に発表されました。
では、次の2022年の新作発表はいつになるのか?に注目が集まります。現在のところは2021年と同じく2022年4月に実施するだろうと考えられます。
そして新作発表とともにディスコン(廃盤)となってしまうモデルも出てくるわけですが、2022年は一体何がディスコンとなるのか?
その候補として
- ミルガウス(Ref.116400GV)
- デイトナ
ではないかという声も海外サイトから出てきています。
では、どういった理由でミルガウスがディスコンとなるのか、海外サイトの予想も参考にしつつまとめていきます。
※注意 これはあくまでも予想に過ぎず公式の発表ではないので、その点を念頭に置き記事を読んでいただければと思います。
記事は下に続きます。
ミルガウスの耐磁性能
まずミルガウスという名称は、1000ガウスという高い耐磁性能を誇るために付けられたものです。
ミルはフランス語で1000を表しており、ガウスは磁束密度の単位。
一般的な機械式腕時計であれば100ガウスくらいまで耐えることができれば性能を維持できると言われていますが、その10倍とものある1000ガウスまで耐えることができるため、開発当時においては非常に高い性能を持った腕時計でした。
しかも、開発当時は1950年代のためテレビとかがようやく出てきた時代。その状況では1000ガウスまでの耐磁性能を誇るミルガウスは注目に値したものです。
しかし、現在は状況が変わりました。
誰もがパソコンやスマホを日々活用していますし、性能だけで言えばオメガに遥かに劣る状態です。
例えば、シーマスターアクアテラ 15,000ガウスは2013年に発売されましたが、業界の常識を覆す15,000ガウスの磁場にさらされてもタイムピースの計時性能が損なわれる心配はなくなっています。
コーアクシャル キャリバー8508を搭載
つまり、ミルガウスという名称は、過去であれば誇れるものでしたが、今ではその名称を使っていてはオメガに対しての負け意味しているのでディスコンとなる可能性が高いのではないかと言われています。
もちろん、それに対応するムーブメントを開発できていればですが、開発でき次第にミルガウスを廃盤として新モデルを出してくるのではないかと期待されています。
ミルガウスはそう長くはないと考えられます。
そして、耐磁性能が変われば名称も変わるはずなので、その点にも期待したいです。もしそうなったら、ミルガウスの価格高騰は必至だと思います。
次世代ムーブメント32XXが搭載か
現在のミルガウスが搭載しているムーブメントはCal.3131です。
こちらのムーブメントはミルガウスのRef.116400、Ref.116400GVにのみ搭載されています。
2007年から使われており、そろそろこちらも新型ムーブメントにかわるのではないかと思われます。
そうなってくると、先程も言いましたが耐磁性能も意識したものになるはず。
最近は続々と32XX系ムーブメントへと転換しているロレックスだけにミルガウスも新型が出るとしたら新ムーブメントへと変えてくるでしょう。
デザインとしては初代ミルガウスであるRef.6541に近いものとなるのでは、と期待されています。
こうして色々と考えているときが一番楽しいものです。毎年期待をさせてくれるロレックスですが、今年は新作発表の時期すらわかってない状態なので、突然Instagramや公式サイトにて発表となるのかも注目したいですね。
ムーブメントのことを考えるとデイトナもそろそろCal.4130から新型ムーブメントに変更される可能性が高まっています。しかし、2021年には新しくメテオライト文字盤のデイトナが発表されました。まだしばらく4130ムーブメントは使われるのか、それともデザインはそのまま続行でキャリバーだけが変わっていくのか、今後も目が離せません。