ミルガウスの現行モデルRef.116400GVは2種類の文字盤が存在しています。Zブルー文字盤とブラック文字盤です。
ロレックスでは文字盤交換などもできることから、好きな文字盤のモデルが見つからなくてもとりあえず購入すればいいやと考えている方もまれにいらっしゃるのですが・・・。注意をしないといけないことがあります。
ミルガウスの116400GVにおいて、Zブルー⇒ブラック文字盤への交換は可能なのですが、ブラック⇒Zブルー文字盤への交換は不可と現状はなっています。
記事は下に続きます。
ミルガウスの文字盤交換
ミルガウスの場合、現在のところ現行モデルには
- Zブルー文字盤
- ブラック文字盤
の2種類があります。
しかし
- Zブルー文字盤⇒ブラック文字盤への交換は可能
- ブラック文字盤⇒Zブルー文字盤への交換は不可能
となっています。
なぜこんな事になっているのか正直わからないのですが、ここらへんはスイスのロレックス社が取り決めをしているのでどうしようもないことです。
デイトナの116500LNも現在は黒文字盤と白文字盤が存在しており、白文字盤の方が黒文字盤よりも相場で約20~30万高い価格が付けられています。
これはデイトナ116500LNにおいて文字盤交換はできないという理由もあるからです。
このようにロレックスでは
- 文字盤交換ができる場合
- できたとしても色によって制限がある場合
- 完全に文字盤交換は受け付けてない場合
の3つがあります。
ミルガウスに関しては2の「できたとしても色によって制限がある場合」に該当しますね。
ブラック文字盤⇒Zブルー文字盤への交換は不可能
- Zブルー文字盤⇒ブラック文字盤への交換は可能
- ブラック文字盤⇒Zブルー文字盤への交換は不可能
ということになっていますが、これをもう少し考えてみると、一度ブラック文字盤に交換をした場合、Zブルー文字盤には戻せないということになります。
つまり、希少性の意味では現状Zブルー文字盤>ブラック文字盤ということですね。
実際に店舗で見る場合は、どちらも同じくらいの割合で見かけます。そこまでレアモデルというわけではなく、2019年11月から実施された販売制限の対象外でもあるのでいずれの文字盤でも購入は容易です。
文字盤交換の決まりは変更される可能性あり
2020年現時点ではブラックからZブルー文字盤への変更はできないとなっていますが、こちらに関しては変更される可能性もあります。
逆に最悪の場合、Zブルー文字盤からブラック文字盤への変更もできなくなる可能性もあるっていうことです。
とりあえず、現状ミルガウスを購入するのであれば、Zブルー文字盤を購入しておけばどちらの文字盤にも対応できるためおすすめという感じですね。
Zブルー文字盤とブラック文字盤の相場
文字盤交換の観点からみた場合、希少性はZブルー文字盤の方がブラック文字盤よりも高いとなっています。
しかし、並行相場はどうでしょうか?
2020年3月時点の相場を見てみましょう。
ミルガウス文字盤 | 新品相場 | 中古相場 |
---|---|---|
Zブルー文字盤 | 899,900 | 890,000 |
ブラック文字盤 | 997,800 | 728,000 |
このように
新品相場はブラック>Zブルー
中古相場はZブルー>ブラック
となっています。
なぜブラックの方が新品相場は高くなっているのかは不明ですが、ブラック文字盤の場合新品と中古の価格差が離れすぎているので、現実的に新品相場は下がってくるのではないかと思われます。