デイトナ 116508

ロレックスデイトナのSSモデル(116500LN)は非常に人気が高く正規店で入手するのは困難を極めます。では、比較的入手が容易なロレックスデイトナの金無垢モデル(116505、116508、116509)に投資をして将来性はあるかどうかを考えてみます。

前回の記事でも書きましたが、すでに正規店では枯渇状態のロレックスデイトナSSモデルのマラソンをするのはあまりにも利益を求める場合には無駄な時間としかいえません。

雑誌や有名サイトなどで特集が組まれてしまいそこから目を付けても遅いということです。やはりお金儲けに敏感な人たちはそういった特集が組まれるはるか前から目を付けているものなので。

だからこそ、次の流れを考えないといけないと思います。

並行価格にて300万近くまで上がってしまったデイトナSSモデルを購入するのであれば、もう少し上のモデルを狙ってもいいのではないかと考えたとします。

そこで注目されるのは雲上時計と言われるパテック・フィリップのノーチラスですが、ノーチラスのSSモデルもすでに激レアモデルとなっており普通に手に入れることはまず無理です。

だからこそ、注目すべきところとしては今購入が比較的容易なロレックスデイトナの金無垢モデル(116505、116508、116509)です。

記事は下に続きます。

ロレックス レアモデル
キムタク ロレックス
ロレックス入手困難度ランキング2020
デイトナマラソン ルート
店長さんは裏で店内チェック?
カタログ落ち ディスコン
ディスコン ロレックス
ロレックス正規店 入荷
デイトナマラソン ランナー対応
デイトナマラソン 無駄

デイトナ金無垢モデルの価値

デイトナ金無垢モデルはコンビを除けば、116505、116508、116509があります。ベルトがラバーの116518LNや116519LNは除外します。

ポイント1 金の価格が将来どうなるか

116505、116508、116509は金でできているモデルのため、そもそもの金としての価値があります。つまり、最低限金の価値は保証されていることになります。

そこが考えておきたいのが、これから金の価格がどうなるか?という点です。金の価格が今の数倍に将来的になると予想するならば、金無垢モデルの時計の価値は将来的にかなり高くなるし、今買っておくと得だと言えます。

116508のモデルの重さは205gです。18k以外の部分がどれくらいの重さかはちょっとわからないのでおおよその値で計算してみます。(わかったら後ほど詳しく計算します。)

大体ですが160gくらいが18kだとして、18kは75%純金のため、160g×0.75=120gが純金量となります。

現在の金の価格は1g約4900円なので、金としての純粋な価値として58万8000円となります。

もし将来的に金の価格が3倍となったら、金の価格だけで176万4000円となりますので、そのときにはデイトナ金無垢の価値は更に高まっているはずです。

ポイント2 芸術品としての価値

更には、ロレックスの時計の場合、単純な金としてではなくて芸術品としての価値も加わります。

特にアンティークものなどは付加価値がかなり加わるので、元の販売価格よりも高値で取引されています。

ただ、アンティークは当時はまだコレクションしたりする人がいなかった時代で今ほど情報が知れ渡ってなかったため、なかなか良い状態で保存されているものがないための価値です。

今は情報は世界中に行き渡っていますし、現行品をきれいに保管して持っていたとしても、1950年代~80年代頃のロレックスに比較すると圧倒的に将来的に付加価値が付く可能性は低いと言わざるを得ません。

将来ポールニューマンのように付加価値が付けば…と思って購入したとしてもそれは当時は情報が少なかった時代なので、コレクションとして保管しておく人が少なかったために付けられている価値で今の時代とは違うことは注意しないといけません。

そういった意味でこの芸術品としての付加価値は現行品に関しては期待できないと思います。

別のコレクションの話

よく貨幣コレクターの間でも将来のために今の貨幣や紙幣を綺麗にとっておこうとしている人がいますが、今の時代はそういったコレクターも多いので将来的にもまず価値は付きません。

昭和初期とか明治初期の貨幣でピカピカの状態で残っていれば奇跡と言えるのですが、平成になってからの貨幣や紙幣でピカピカに保管している人はたくさんいるため全く価値がつかないです。今はミントセットなども販売されていますし。

これと同様のことがロレックスデイトナにも言えます。ポールニューマンが販売されていた時代と今は違うので、将来今のデイトナ116500LNなどがポールニューマンのようにはなりえません。

ポイント3 デイトナ金無垢を求める客層

ロレックスSSモデルであれば、一般的なサラリーマンでもちょっと頑張って手に入れたいモデルではあるため中古品でも欲しいという人がいます。

しかし、デイトナ金無垢を求める人というのはある程度お金を持っている人たちです。そういった人たちが果たして中古品をわざわざ買うのかが疑問です。(ポールニューマンとかそういったクラスのものであればまた別ですが…)

せっかくデイトナ金無垢を購入するのであれば新品状態で購入したいので、日本正規店で現行デイトナ金無垢を転売目的で購入しても、すべて対象外になる(※日本正規店では保護シールを外して販売となります)と思われます。

となると、将来的に付加価値が付くであろう希少性に注目して購入するべきです。生産数が少ないモデルや販売時期が短かったモデルなどです。

現行品で言えば、デイトナレインボーやプラチナのデイトナ116506、116506Aなどでしょう。ただ、これは入手するのは難易度が非常に高いです。(プラチナモデルの方は購入しやすいですが、レインボーは並行店だと3000万超えです。)

ポイント4 定価上昇

ロレックスは定価を徐々に上げてきています。今後も定価を上げてくることは可能性として高いです。

ロレックスとしては雲上時計としてのブランドを確立したいのではないかと思われます。

定価が上がれば上がるほど早く購入した人に有利な状況です。いずれ将来的に雲上時計になってしまったら、今安い価格で買えた人が良い思いをできます。

まとめ

私個人的な考えでは将来的に金価格は1g1万円を超えると予想していますので、金の価格という観点から言えばデイトナ金無垢モデルは買いと言えます。

ただ、エバーローズゴールドやピンクゴールドはあまり受け入れられないのではないかと思っています。確かに今はそのあたりが注目されているのですが、長い歴史で見たときにはそこまで良いとはいえません。

そう考えると、YGやWGなどが良いと思いますが、お金持ちに対して将来売却しようとなったときにYGの方がまだ可能性が高いかなと思います。

海外のお金持ちは派手なものを好む傾向にあるので。

また、ロレックスは徐々に定価を上げていく方針のようなので、今後定価が上がっていったら今購入した価格というのは安かったと言えるのでお得です。

そこらへんのロレックスのマーケティング力を期待して購入するのはありかなと思います。

■追記 現状金無垢モデルの中でもロレックスカラーである116509のグリーン文字盤はかなりのプレミア価格が付いています。