今さらデイトナマラソンを転売目的でやるのは時代遅れと言わざるを得ない

ロレックスのデイトナSS（Ref.116500LN）を求めてロレックス正規店巡りをすることをデイトナマラソンと呼びます。デイトナマラソンの火付け役となったのは、某有名サイトのデイトナマラソン企画でしょう。

あの企画を見ていると、毎日のようにデイトナマラソンをしてようやく手に入れたという内容になっています。

宝探しみたいで楽しそう！と思い、デイトナマラソンを始めた人も多いのではないかと思われます。

しかし、現状をみる限りデイトナマラソンをしてもほとんどの方は報われないとしかいいようがないと思います。

なぜかというと、2019年11月には一時的に販売規制をかけて外国人へのレアモデル販売はなくなったのですが、すぐに復活してしまいました…。

⇒ロレックスの販売規制で外国人対象外が撤廃！今後のルール変更予想も

それでもどうしてもデイトナを手に入れたいという方のためにデイトナマラソンの攻略情報も掲載しました。

⇒【2021年版最新攻略法】別ブランドの高級腕時計を着用してロレックスマラソンを攻略する

記事は下に続きます。

デイトナマラソンランナーが増えすぎた

あの某有名サイトの企画により、デイトナマラソンが一般化してしまったように思います。

都内に勤務、在住のサラリーマンであれば帰り道にふらっと寄れるため、あの記事を見てやってみようと思い実践している人は多いかと思います。

そうなると、毎日毎日、店員さんは「デイトナありますか？」という言葉を聞くことになります。正直イヤになることでしょう。

あまりにも増えすぎたために、身元のわからない一見さんには出さないように指導はされていると思いますし、対応に関してもマニュアル化されてきていると感じます。

だからこそ、たくさんの人が頭を捻って買うための色んな理由を考えるのだと思います。こちらの記事をみていただければ、色んな理由を付けて購入される方がいることがわかります。

「他の転売目的で購入する方とは違うんだ！」ということをアピールし、なんとかデイトナSSモデル（116500LN）を出してもらうために工夫をします。

私の経験上、理由付けは理に適っていれば良い結果を招くことがあります。実際に正規店店員さんも何故欲しいのかの理由を重視しているように思います。

ただ、どんな理由を付けたとしても、今ではそういった人も増えているためそれだけでは他のデイトナマラソンランナーとの差別化にならないと思います。

しっかりとした理由が必要なのはあくまでも最低限であって、その他に何か他よりも一歩抜きん出たことが無い限り、デイトナSSモデルを売ってもらうことはないのが現状です。

他と同じでは絶対にダメって事ですね。

最近はテレビや新聞でも取り上げられることも出てきており、ロレックス投資とまで呼ばれています。こうなってくるとより一層厳しさが増していくと言えるでしょう。

■外部サイトへ飛びます⇒ロレックス投資のテレビ放送をもう一度見るなら！有吉ジャポンⅡ ジロジロ有吉など

開店前のロレックス正規店には行列ができていることもあります。

一見さんよりお得意様を優遇するはず

これくらいにもデイトナマラソンランナーが増えすぎると、どちらかというと、デイトナを購入したいという人ではなく、すでに他のモデルも買っていてデイトナも欲しいなっていう方でないと売らないのではないかと思います。

ですから、もしデイトナSSモデルをほしいとはいえ、それだけを購入するのではなく他のモデルも購入して購入履歴を作らないと厳しいのが現状です。

（「簡単に買えましたー♪」という方の投稿を見ていると、普段の生活からある程度の裕福さが感じられ、外商だったりが絡んでいそうな気がします。もしくは振る舞いとか服装とかがお金持ちそうに見えて、ロレックス店員さんにこの人なら売っても良いと思わせる何かを持っているのでしょう。）

また、店員さんに気に入られるかどうかも問題になるでしょう。最後は店員さんが判断し、店長さんがOKを出すのではないかなと思われます。

私がレアモデルを購入した時も店長さんに確認をしているような素振りがあったため、もしかしたら店員さんがOKを出す⇒店長さんにこの人なら売っても大丈夫だと説得し許可をもらうという流れになっているのかもしれません。

個人的に思うのは販売権限というものがあると思っていて、デイトナなどのレアモデルを出せるのはある程度の立場にいる店員さんのみではないか…ということです。

ですから、基本的には新人さんに話しかけても良い結果は得られません。副店長とか店長クラスの人と話をする必要が出てきます。

とはいえ、そこへの対策としてお店側もやっているようで、最近は店長や副店長は表に出てこず、新人社員さんと思われる方や外国人店員さんが表に立っていて話しかけてきます。

店長クラスの方と話をするということから難易度はかなり高くなってきています。

■攻略のコツ
⇒【デイトナマラソン攻略のコツ】店長クラスのレアモデル販売権限を持つ方にアプローチ

デイトナマラソンが流行りだしてから始めたのでは正直遅い

現実的にデイトナマラソンで購入するのは諦めて、どうしても欲しいならばその他のモデルを購入するなどの購入履歴を作るとか、もしくは並行店にて購入するのが良いと思います。

そこまでしてほしくないよというのは、やはりデイトナを欲しいのではなくお金が欲しいだけだと思われるので、普通に働くとかもっと現実的な副業を探すなどの方がお金を手に入れられる可能性が高いです。

宝探しが好きというのであれば趣味の一貫として良いと思いますが、転売お金目的でやるのは無意味だと思います。

厳しい言い方ですが、本当にお金儲けが得意な人は、某サイトにてデイトナマラソン企画などが始まる前からデイトナに目を付けていますし、そういった企画で注目を浴びてからやるようでは遅いとしか言いようがありません。

CMが開始されて暴騰してから、ようやくビットコインやイーサリアムに目を付けて購入したが、すぐに暴落してしまった昨年末の仮想通貨劇場と似ています。

お金儲けが得意な人は、もう現行デイトナに見切りを付けて別の市場に行っていることでしょう。どちらかというとアンティークモデルを購入している方も見られます。このように先を読んで行動できるかが成功者になれるかの鍵になるので、いまさらデイトナマラソンをお金目的でやるのは時代遅れと言えます。

それでももしデイトナマラソンでゲットしたいというのであれば、こちらの記事を参考にしてみてください。管理人自身がマラソンという程ではないのですが、ある程度巡ってみて得られた情報や考察をまとめています。

お金儲けのためにデイトナマラソンをするのは無駄

仮に転売で稼ぎたいとしましょう。でも、ライバルが多くなったらもうその市場で美味しい思いはできません。

すでにその市場で他を圧倒できる何かを持っているとか、差別化できる要素がない限り、そこで成功をおさめることはできません。

昨年の仮想通貨ブームの頃も、テレビなどメディアで紹介されてから手を付けた方は、その後の暴落で痛い目を見たことでしょう。

もっと前から目を付けていた人がその暴騰で美味しい思いをしただけであって、ブームになってから参入した人は痛い目を見ただけで終わった人が大多数です。

デイトナマラソンもこれと同様のことだと思います。本当にこの市場がお金になると思っていた人は、デイトナマラソン日記で企画が開始される前から実施していたはずです。

そして、今回の暴騰を機に、並行店に売却に行き利益をかなり出せたことでしょう。

今でも確かに正規店購入から並行店売却という手順にて誰でも確実に利益を出せるようになっていますが、あまりにもライバルが多すぎます。

そうなったら、他との違いで勝負しないといけないので、他と同じような戦い方では正規店購入は不可能です。

• 行動量で勝負
• お金の力で勝負
• 頭脳戦で勝負
• 人柄で勝負
• 人脈で勝負

こういった方法があるかと思いますが、それらのどれもなくして他よりも先に手に入れることは無理だと思います。

最後に誤解されないように付け加えますが、お宝探しが好きだとか本当に116500LNが欲しいだとかであればデイトナマラソンをしても良いと思います。お金目的でデイトナマラソンをすることを否定しているだけです。

お金目的で今デイトナマラソンを始めるのはビジネスセンスがないと言わざるを得ません。

またロレックスが好きでロレックス正規店のお得意様になるとしても、店鋪によってある程度ランク付けされているようでスポーツロレックスの入荷に差がつくようです。

できれば良い正規店を選んでそちらのお得意様になることを目指したほうが、レアモデルを購入しやすいと思います。

ロレックス正規店での購入制限実施でデイトナマラソンはどうなるか

2019年11月1日からロレックス全正規店において購入制限が実施されました。詳細はこちらです。

⇒ロレックスの購入制限・販売制限まとめ！11月1日実施の転売対策で並行相場はどうなる？

デイトナ1本狙いの方は他のモデルを提案されても買わなくなる

これまでデイトナマラソンをされている方には、妥協モデルを提案されることが多かったように思います。

例えば、

• サブマリーナー　ノンデイト
• サブマリーナー　ブラック文字盤
• シードゥエラー
• ディープシー
• GMTマスターⅡ　黒黒ベゼル
• エクスプローラーⅠ
• エクスプローラーⅡ

辺りです。これらに関しては多少なりとも転売益が出るレベルの商品なので、毎日来るランナーの方に出しているというケースが多かったです。

なんとかここらへんで妥協してもらってデイトナは諦めてもらいたいという対策だったのかもしれません。

ですから、このようなモデルに関しても正規店において非常に購入しづらい状況でした。

しかし、購入制限によってデイトナ1本狙いのランナーは絶対にこれらの妥協で出されていたモデルは買わずにデイトナを狙うことになるはずです。

そうなると、上に挙げたようなモデルに関しては比較的購入しやすくなると思います。

転売益が出るが購入制限にならないモデルの競争が激化する

また、デイトナマラソンランナーは転売益が出るけれど購入制限対象とならないモデルをデイトナSSと一緒に探すことになりそうです。それらの並行相場はかなり上がりそうだなとは思います。

例えば、

• GMTマスターⅡ　茶黒ベゼル　コンビ
• デイトナ金無垢　グリーン文字盤
• スカイドゥエラー　ブルー文字盤・ブラック文字盤

の辺りですね。これらは購入制限対象となりませんが転売益が出るため、デイトナを狙いつつこれらが正規店で購入困難になることは間違い無いと思います。

そうなると並行相場もかなりあがってくるでしょう。

※追記

実際にこれらのモデルも高騰してしまいました。特にグリーン文字盤のデイトナイエローゴールドモデルは急騰具合が凄まじかったですね。

2019年11月はデイトナ116500LNの購入報告が増えた

実際に2019年11月に入って（販売規制が始まって）デイトナSSモデルの購入報告が増えました。どうしてこうなったのかの理由としては以下の3つが考えられます。

1. ロレックス自体が製造数を増やした
2. これまで一部の人がレアモデルを独占状態だった
3. 販売規制に向けて正規店は在庫を蓄えておいた

これらの中で1は考えづらいです。販売規制は日本独自のもので、日本のこの規制に合わせてわざわざロレックスが製造数を増やすなどということは考えられません。また、仮にロレックスが製造数を増やしたとしても不況な日本に供給数を増やすということはあまり考えられません。そう考えると、2か3かなと。

個人的に正規店を巡っている感じでは、販売規制に向けて正規店は在庫を蓄えておいたというのがかなり有力です。10月の頃の店員さんの様子と11月に入ってからの店員さんの様子が明らかに違いました。

10月の頃はできれば売りたくない感じが見られましたが、11月に入ってからとある販売制限モデルを購入したのですが、「今は何でもありますよ～、本当にこのモデルでいいんですか？」みたいな印象を受けました。

蓄えておいた在庫を放出しているから今は多くの方が購入しているように見えるのだと個人的には思います。

販売制限から1年経過：2021年1月

購入制限が効いてきたのか、徐々にデイトナやGMT以外は購入しやすくなってきていました。2020年12月くらいまでは…。

しかし、2020年末と2021年に入ってからテレビのマツコデラックスさんの番組で特集されたり、新聞にもデイトナマラソンのことが掲載されたりなど、より大衆が押し寄せてくる結果になっています。

他にも株価の上昇、仮想通貨の価格高騰などの資産効果により、お金の使いみちとして高級腕時計で資産形成と考える人も増えてきました。

このような状況では更に新しい戦い方をしないとデイトジャストSSや新作オイスターパーペチュアルすらも購入しづらい状態となっています。

新しく現状のロレックス正規店事情を反映した記事を読んで対処していかないと、より時間と費用が無駄にかかるので短期勝負と考えて攻略していくべきです。