腕時計の貸出サービス「カシトケ(KASHITOKE)」に使ってない腕時計を預けて「カリトケ(KARITOKE)」にてレンタルされると月額1000円~5000円のキャッシュバックを受けることができます。
つまり、何も使ってない時計がお金を生み出してくれるためただ家に眠らせておくよりは良いですよね。たくさん腕時計を持っている人にとっては家に眠らせておくのは単純な機会損失となります。
しかし、この「カシトケ(KASHITOKE)」というサービスを利用する上で不安はつきものです。利用する上での考えられる最大限のデメリットを考えてみました。
また、実際に有楽町のマルイにある店舗に行き、どういった腕時計が貸し出されているのかを調査してきました!
■腕時計をレンタルするなら⇒腕時計を借りるならカリトケ
カリトケのキャンペーン⇒キャンペーンまとめ
記事は下に続きます。
カシトケ(KASHITOKE)のデメリット
レンタルされないとお金が発生しない
カシトケにて「預けた腕時計がカリトケでレンタルされると、キャッシュバックが発生します。」というように記載されている通り、腕時計を預けてもレンタルされない限りはキャッシュバックされません。
つまり、レンタルされなければ自宅で眠らせておくのと全く変わらないのです。
では、実際にレンタルされる時計ってどんな時計でしょうか?
私の知る限りでは、ロレックスのレアモデルや普通に購入できないようなモデルが人気です。
例えば、ロレックスのデイトナ116500LNやGMTマスター2の青赤ベゼル126710BLROなどですね。これらは特にインスタグラマーに人気が高いです。実際に持ってないのに持っているように見せかけてフォロワーを集める作戦をする方が多いため需要があります。
ですから、中途半端な時計を預けても良くて月額1000円程度のキャッシュバックになります。
ロレックスであれば月額5000円とか行く場合もありますが、それ以外のブランドだと厳しいと言えます。
知名度がまだ低い
現状カリトケ・カシトケというサービス自体の知名度はほとんどない状態です。実際に腕時計が好きな仲間に聞いても知っている人はいませんでした。
そのため、上で記載をしたように人気のあるブランドやモデルでなければまずレンタルされないと考えても良いのではないでしょうか?その場合には、キャッシュバックすらされないため貸し出したことが無意味で終わります。
また、店舗自体もまだ東京/有楽町マルイ、大阪/なんばマルイの2店舗のみとなっており、人々に知れ渡るのは事業がうまくいったもっと先の話だと思います。
ショップ閉店売りつくしセール
2019年8月上旬に有楽町マルイにいってみたところ「ショップ閉店売りつくしセール」を実施していました。
有楽町のショップに関して調べてみましたが、マルイの公式サイトには以下のように記載されていました。
2019年9月19日(木)をもちまして、有楽町マルイ フォードットウオッチはショップ閉店させていただくことになりました。
引用元:有楽町マルイ
フォードットウォッチという店舗名でカリトケやカシトケとは異なった名前となっていますが、このフォードットウォッチという店舗の中にカシトケやカリトケも入っています。つまり、このフォードットウォッチが閉店となるならば、カシトケやカリトケも終了となることが予想されます。
私個人の考えですが、おそらく店舗は今後なくしウェブ上のみでやっていくのではないかなと思っています。腕時計のレンタルって正直網からなさそうですよね…。
人件費や家賃などの支払いが厳しくなり店舗を持たずにやっていく形態になるのではと予想されます。
オーバーホール技術が不明
こちらは時計をレンタルする側に対するQ&Aです。レンタルした人が傷を付けてしまったらどうなるかに関して次のような回答をしています。
通常使用でのキズや汚れについては当社にて修理・クリーニングいたしますのでご安心ください。
つまり、傷や汚れが付いてしまった場合、カリトケの運営会社「クローバーラボ株式会社」にてクリーニングをしたり修理をすることになります。その技術がどれくらいなのか正直わからないので、本当にちゃんとした修理を行い返却してくれるのかが疑問なんです。
レンタルをした人の中には悪用する人もいるでしょう。例えば、腕時計の中の部品を勝手に偽物と取り替えたりして返却するなどです。
もし、そういった事をされた場合にクローバーラボ株式会社では真偽を見分けることができるのだろうか?という疑問があります。
カシトケ(KASHITOKE)のメリット
眠らせているだけの腕時計でお金が稼げる
自宅に保管しておいているだけで使ってない時計は腕時計好きならたくさんあるはずです。
そういった今は使ってない腕時計でお金を生み出せるサービスというのは画期的で良いと思います。
ロレックスの一部モデルならかなり良い投資手段
後述しますが、ロレックスのエクスプローラー1であれば、現在カリトケではエクゼクティブコースとして貸し出されるため、レンタルされ続ければ毎月5000円のキャッシュバックを受けることができます。
11年2ヶ月でエクスプローラー1の購入金額を上回りますし、それから売却をしたら更に利益となって返ってきます。
つまりカシトケが今後10年以上も続くサービスであるならば、ロレックスの安いレアモデルであるエクスプローラー1辺りを購入して預けておくことは1つの投資先として有能ではないかなと思いました。
ただ、デメリットの部分で述べたように有楽町マルイの店舗で閉店セールをやっていたのが気がかりですね…。
カシトケに貸出した腕時計をカリトケでレンタルする人とは
インスタグラマー
腕時計をレンタルする主な人々はインスタグラマーだと思われます。
インスタグラマーは日々フォロワー集めに忙しく、他人とは違って私はすごいをアピールする人々が多く、その際に腕時計のレアモデルを利用するという場合が圧倒的多数です。
例えば、ロレックスは現在実勢価格が非常に高騰しており、ロレックス正規店に足を運んでもレアモデルはまず購入できません。
その中でも上位に位置付けられているデイトナ(116500LN)やGMTマスター2赤青(126710BLRO)は、正規店から見て上客でないと案内されないことが多く、「レアモデルを持っている=私すごい」を示せるアイテムなんです。
※左がGMTマスター2赤青、右がデイトナ。
女性の前で見栄を張りたい男性
上で述べたようにロレックスのレアモデルは知識を持っている人に対しては「自分はすごいんだ」ということを簡単に示せるアイテムです。
ただ、一般的にはロレックスっていうだけでも十分にすごいでしょう。知名度が圧倒的に高く、高級腕時計だと誰もが知っているはずです。そのため、女性を落としたいと考える男性がこういった高級腕時計をレンタルすることが考えられます。
基本的には見栄のためにレンタルするもので、本物のお金持ちはそもそもロレックスをレンタルするという考えはないはずです。ロレックスはリセールバリューも高いためレンタルで月額料金を払うことは無駄にしかならないからです。
購入してもし気に入らなかったら売っても現状のスポーツロレックスならばリセールバリューは100%超えのモデルも多く買ったときよりも高く売れてしまいます。
資産にもなるためロレックスをレンタルはもったいないといえます。
そういった事からこういった時計をレンタルする人たちって、ほぼほぼソーシャルメディアなどでインフルエンサーになりたい人々が利用するのではないかなと思います。
貸し出した腕時計で元を取るには
エクスプローラー1で考えてみます。
エクスプローラー1現行モデルは消費税増税前は税込669,600円です。カリトケを見ると、エクスプローラー1はエグゼクティブコースで貸し出されているため、キャッシュバックは5000円のはずです。
そうなると…エクスプローラー1が税込み約67万円として134ヶ月で購入金額を上回るお金を得ることができます。
134ヶ月=11年と2ヶ月です。
エクスプローラー1を購入し11年2ヶ月間カリトケに貸し出していれば元は取れると言えます。
※実際エクスプローラー1は売却しても現状購入時の価格に近い金額で買い取ってもらえるため、お金をかけてもすべて儲けになります。
カリトケというサービスがどれだけ続くのかはまだ定かではないのですが、エクスプローラー1はロレックスの中でも価格は安いですし、投資として購入し、カリトケに貸し出して利益を得続けるというのは1つのテクニックかなと思います。
■レンタルするなら⇒腕時計を借りるならカリトケ