2008年にシードゥエラーの後継機として登場したロレックス ディープシー（Ref.116660）は防水性能が3900mというハイスペックな機種です。（比較：シードゥエラーは防水性能1,220m）
2008年の発表時にはブラック文字盤のみ。その後、2014年にグラデーションが鮮やかなDブルー文字盤が登場しました。
Ref.116660はいずれの文字盤もCal.3135を搭載しており、現在は次世代ムーブメントCal.3235を搭載したRef.126660へとモデルチェンジしたため廃盤となっています。
記事は下に続きます。
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Ref.116660のスペック
基本情報（型番・定価・ムーブメントなど）
| 型番 | 116660 |
|---|---|
| ダイアル | ブラック/Dブルー |
| 素材 | ステンレススチール |
| ムーブメント | Cal.3135 |
| ブレスレット | Ref.98210 |
| 定価（税込み） | 廃盤時 ブラック文字盤：1,242,000円 Dブルー文字盤：1,274,400円 |
重量 約220g
重要は約220gとなっており比較的重たいです。実物はケース径44mmと非常に大きく、そして厚みもあるため存在感があります。
ケース
画像出典元：ロレックス公式
| ケース直径 | 44 mm |
|---|---|
| 構造 | モノブロックミドルケース スクリュー式裏蓋 リューズ ロレックス リングロック システム ヘリウム排出バルブ |
| ベゼル | 60分目盛り入り逆回転防止 ブラックセラクロム 刻印された数字と目盛りはプラチナコーティング |
| リューズ | スクリュー式 トリプロック（三重密閉構造） |
| 防水性能 | 3,900 m／12,800 フィート防水 |
ムーブメント Cal.3135
画像出典元：ロレックス公式
| 基本情報 | パーペチュアル 機械式 自動巻 |
|---|---|
| キャリバー | 3135 ロレックスによる完全自社製造 |
| 精度 | 日差 － 2 ～ ＋ 2 秒 |
| 機能 | 時針、分針、秒針 瞬時に変わる日付表示 日付の早送り機能付き 秒針停止機能による正確な時刻設定 |
| 振動子 | 耐磁性ブルー パラクロム・ヘアスプリング 高性能パラフレックス ショック・アブソーバ |
| 自動巻 | パーペチュアルローターによる両方向自動巻 |
| パワーリザーブ | 48時間 |
Ref.116660ではパワーリザーブ48時間のCal.3135で、Ref.126660ではパワーリザーブ70時間のCal.3235へと進化を遂げています。
ブレスレット Ref.98210
画像出典元：ロレックス公式
| 基本情報 | オイスター |
|---|---|
| 素材 | オイスタースチール |
| クラスプ | セーフティキャッチ付オイスターロック ロレックス グライドロック エクステンションシステム フリップロック エクステンションリンク |
製造年
ブラック文字盤：2008年～2018年
Dブルー文字盤：2014年～2018年
| リファレンス | 文字盤 | 製造 |
|---|---|---|
| 126660 | Dブルー | 2018年～ |
| 126660 | ブラック | 2018年～ |
| 116660 | Dブルー | 2014年～2018年 |
| 116660 | ブラック | 2008年～2018年 |
マイナーチェンジ
ブラック文字盤
| 種類 | 製造推定時期 | 詳細 |
|---|---|---|
| MK1 | 2008年頃 | 王冠の5つの突起部位の差が大きめ SEA-DWELLERの書体 |
| MK2 | 2009年～2013年頃 | SEA-DWELLERの「-」マークが短い 12800ft=3900mの「=」マークが短い ftの文字の大きさが小さめ |
| MK3 | 2013年以降 | 12800ft=と3900mの間が長くなる |
Dブルー文字盤
2017年頃にグラデーションに変化があり、以前よりも文字盤が明るめとなりました。グラデーションがより鮮やかになったとも言えます。
他にもDEEPSEAの文字の太さや色合いによる違いはあります。
ブラック・Dブルー文字盤共通
2015年以降：クラスプ部位がマットな質感⇒鏡面仕上げ風に変化
文字盤交換
ブラック⇒Dブルー文字盤への交換
文字盤はDブルー文字盤の在庫が少なくなっているためスイスからの取り寄せとなっています。ブラック⇒Dブルーへ文字盤が交換できると高値で売れるので並行店なども依頼しているため文字盤が少なくなっているのだと思われます。
Dブルー文字盤⇒Dブルー文字盤の交換
文字盤交換は可能ですが、Dブルー文字盤の場合には2種類の文字盤が存在します。マイナーチェンジの箇所にて触れましたが、前期モデルがグラデーションが少なめの文字盤で、後期モデルがグラデーションが多めで青が目立つ文字盤となっています。
前期モデルの方の文字盤はすでに在庫を切らしているようで、文字盤交換を依頼しても後期モデルの方へと変更され、元の文字盤の返却はされないため文字盤交換するのは勿体ないと言えます。
前期モデルの文字盤に希少価値が付きそうです。
日本国内正規定価（廃盤）
廃盤時の価格は以下のようになっています。Dブルー文字盤の方が若干高めの定価です。
| 文字盤 | 定価（税込み） |
|---|---|
| ブラック文字盤 | 1,242,000円 |
| Dブルー文字盤 | 1,274,400円 |
評価と入手難易度
将来性
ブラック文字盤 ★☆☆☆☆
2018年のバーゼルワールドにて最新のムーブメントを搭載した上位互換モデルが出てしまったため、こちらのモデルの人気は落ちています。
Dブルー文字盤 後期 ★★☆☆☆
Dブルー文字盤の方は製造期間こそ短かったものの、上位互換モデルが出てしまったらやはりそちらに人気は集中するでしょう。そういった意味でも将来性はかなり低いです。
Dブルー文字盤 前期 ★★★☆☆
ただし、Dブルー文字盤の前期モデルは高値で取引される可能性は高いです。そちらに関しては★★★☆☆くらいの評価。
正規店入手難易度（廃盤）
廃盤となったため現在では評価はできないのですが、2017年頃までは比較的購入しやすかったものの2017年以降はロレックスのデイトナマラソンブームにより一気に難易度が高くなりました。そしてショーケースにも並ぶことなく、店員さんに選ばれしものが購入可能という状況でした。
並行店入手難易度★★☆☆☆
並行店では数はそこまで出回っているという感じではありません。しかし、現行モデルの方がスペックも良くなっているのでわざわざほぼ同じ見た目の旧モデルを購入するかといえば、そういった方は珍しいため入手するのは容易です。
相場
ブラック文字盤
| 年月 | 新品相場 | 比較 |
|---|---|---|
| 2019年12月 | 1,390,000円 | |
| 2020年1月 | 1,300,000円 | -90,000円 |
| 2020年3月 | 1,300,000円 |
Dブルー文字盤
| 年月 | 新品相場 | 比較 |
|---|---|---|
| 2019年12月 | 1,740,000円 | |
| 2020年1月 | 1,740,000円 | 0円 |
| 2020年3月 | 1,700,000円 | -40,000円 |
| プロフェッショナルモデル | エアキング エクスプローラー エクスプローラーⅡ サブマリーナ サブマリーナデイト GMTマスターⅡ シードゥエラー スカイドゥエラー デイトナ ミルガウス ヨットマスター（ヨットマスター40、ヨットマスター42） ヨットマスターⅡ |
|---|---|
| ドレスモデル | チェリーニ パールマスター デイデイト デイトジャスト オイスターパーペチュアル |
