ロレックスの時計を購入して約3年間、私生活でずっと着け続けた場合にどれくらいの傷が付くのかお見せしたいと思います。
今回お見せするのは2016年に購入したデイトナのコンビモデルRef.116503です。コンビモデルなので、ステンレスの部位と金無垢の部位に分かれていますが、やはり金無垢部位の方が傷が付きやすいです。かなり脆い印象を受けます。
記事は下に続きます。
3年間着用したロレックスの傷
ブレスレットの傷
当時Ref.116503はレア度も高くなくデイトナのコンビモデルは普通にショーケースに並んでいたんですが、今ではデイトナのコンビモデルすらもショーケースに並ばなくなりましたね。
ずっと着け続けた場合ですが、上の画像のように(ちょっと見づらいかも)かなりオイスターブレスレットの表面に傷が付いています。
特に目立つのは右の方に見える金無垢部分の大きめな傷です。いつの間に傷が付いているのか…と驚きます。結構丁寧に扱っているはずなんですね、それでもいつの間にか傷は多いです。
反対側のブレスレットも表面に傷が付いているのがわかります。ステンレスの部分はそこまで目立たない傷が多いですが、金無垢部分は目立つ傷も付いています。写真ですらわかるので、実物を見ると明らかにわかりますよ笑
裏蓋の傷
裏蓋はロレックスを外した際の置き方によって付きやすい傷です。上の画像の裏蓋にも若干キズが付いています。
分かりづらいので別角度からとってみます。
赤い部分にうっすらと傷が見えます。これは置き方による傷のようでクラスプ部分と触れたために付いたものだと思われます。
どうやって置くとこのような傷が付きやすいかというと…
この画像のように裏蓋と当たるように置いてしまうことって慣れないとしてしまう方は多いのですが(過去の私も含めて)、これだと金属同士がぶつかりあうので良くないですね。
以下の画像のように置くのが良いと正規店の店員さんからお話を聞いています。
クラスプの傷
私の場合にはクラスプの傷が一番目立って付いていました。なぜここにたくさん付いているのか…自分でも正直良くわからないのですが、パソコンとか使っているときにも着けていたことがあったので、そのときに付いた傷かなと思います。
家の中でのパソコンならば外してキーボードを打ちますが、外に出てカフェなどでパソコンのキーボードを打つ場合、外して盗まれるのが怖いのでずっと着けたままやってしまうんですよね。
恐らくその影響でこの傷が付いたのかなと思っています。
ケースの傷
牡蠣の殻のような堅牢性を誇るオイスターケースといえども日々使っていると傷がかなり付きます。ステンレスなのでそこまで目立つ傷はついてないのですが、うっすらとした細い線の傷が多く入ってます。
金無垢とステンレスの傷耐性比較
上で掲載した画像を含めて、3年間使い続けた場合の傷を比較してみます。
ステンレス部分は、うっすらとした細い傷がたくさん付いていましたが、金無垢部分には目立つ傷、深めの傷が付いていました。
今回お見せしたロレックスはコンビモデルなので、ほぼ同じようにステンレスにも金無垢部分にも傷が付くはずです。
しかし、金無垢の方が深くて目立つ傷が多いということはやはり傷には弱いということがわかります。
金無垢モデルを扱うのであればかなり大切に使わないと目立つ傷がたくさん付いてしまいますね。
「傷が付くのも愛嬌」、「傷は歴史」などと言われますが、新品のロレックスを購入したときのあのピカピカの輝きはいつまでも忘れられません。そんなきれいな状態にずっと保っておきたいですよね。
オーバーホールをすればきれいになって返ってくるのですが、それでも削られたことには変わらないので、日々大切に扱っていかなければいけないんだと思います。
傷が付かない扱い方
正直なところ、どんなに気をつけていても身に着けていれば傷は付くものです。
購入した当初は非常に大切に大切に扱っていて、絶対に傷つけまいと思っていたのですが、ある日傷が付いているのを見つけてしまいショックを受けたことがあります。
「あー、やってしまった…!!!」
それからは傷は気にしなくなりましたが、傷が付くのは嫌なものです。特に初めてであれば笑
だからこそ、傷が付かないというより、傷が付きづらい扱い方を身に着けたほうが良いです。
傷が付くのはどんなとき?
傷が付くのは、
- 金属と金属が触れたとき
- 金属と別の硬いものが触れたとき
に付きます。
服を来ていてかすれる程度では付きません。金属同士やそれに準ずる硬いものとぶつかったときに付いてしまいます。
そういった事を防ぐために気をつけるべきことをまとめました。
置き方
ダメな例
金属と金属がぶつかってしまう置き方です。何気にこれで傷をつけてしまう方は多いです。
特に酔って家に帰ってきたとき!いつもより雑な置き方をしてしまいがちなので気をつけましょう。
良い例
下に柔らかい布を敷き、その上に金属と金属が当たらないようにケースを下にして置くのが良いとのことです。
下をリューズ側にするか、そうでない側にするかは店員さん曰く「正直どちらでも大丈夫」とのことなので、そこは気にしなくていいと思います。
傷が付いても最悪オーバーホール
先程も言いましたがどんなに気をつけていても傷は付きます。傷が付いたとしても最悪オーバーホールがあるから安心だと思っていたほうが精神的にも楽です。
時計を着けていることで日常生活すべてを気にし始めたらきりがありません。それでは時計を買った意味がないと思います。
楽しみながら身に着けるためにもオーバーホールがあるから…と考えて、あまり傷は気にしないようにした方が良いですね…。(ある程度傷が付くともう諦めの境地に達します笑)
オーバーホールで研磨すると表面が削られる
ちなみにですが、オーバーホールで傷をきれいにするには研磨をします。研磨は傷を含めて表面を削り取ることできれいな状態にするんです。ですから、何度もオーバーホールをしているとやせ細ったように見えてしまうということがあるようです。
それが嫌なのであれば研磨せずにオーバーホールしてもらうこともできます。
参考:【ロレックスのオーバーホール】研磨なしで依頼するべきか問題
2018年頃から発売されたモデルに関してはオーバーホール期間が10年に伸びているのでその点も考慮してオーバーホールに出すと良いですね。