ロレックス バブル崩壊

ロレックスはこの数年で一気に実勢価格が高騰しました。今や正規店でレアモデルを購入するのは難しく、ツイッターでも多くの人が日々レアモデルを求めてマラソンをしています。

  • このロレックスバブルはいつまで続くのか?
  • バブル崩壊はいつか来るのか?
  • 2019年6月を最後に高騰は終わり?

などの疑問に関して当サイト管理人の考えを述べていきたいと思います。

記事は下に続きます。

ロレックス レアモデル
キムタク ロレックス
ロレックス入手困難度ランキング2020
デイトナマラソン ルート
店長さんは裏で店内チェック?
カタログ落ち ディスコン
ディスコン ロレックス
ロレックス正規店 入荷
デイトナマラソン ランナー対応
デイトナマラソン 無駄

実勢価格推移を調査:バブル崩壊の始まり…?

腕時計の並行輸入店や中古店で売られている実勢価格(並行価格)は2017年、2018年、2019年と時が経つごとにどんどん上昇してきました。

しかし、その実勢価格高騰に陰りが見え始めたのが2019年の6月以降です。

例としてロレックスの一番の人気モデルであるデイトナ白の実勢価格推移を見てみます。

デイトナ白

年月 新品相場 比較
2019年3月 2,680,000円
2019年5月 2,970,000円 +290,000円
2019年6月 2,980,000円 +10,000円
2019年7月 2,930,000円 -50,000円
2019年8月 2,900,000円 -30,000円

2019年3月にはロレックスの新作発表の場となったバーゼルワールドがあり、その付近ではディスコンなどの騒ぎから価格はどんどん高騰していました。

また、その後も2019年10月に日本で実施される消費税増税(8%⇒10%)による正規店定価の上昇予想から少しでも安い内に手に入れたいという需要があり、5月頃は大きく価格を伸ばしています。

しかし、その後7月頃からは実勢価格の高騰が終わり、価格は安くなってきています。

個人的な意見では、この数ヶ月は並行店同士がかなり裏で価格を操り高騰させたなと感じており、さすがにこの価格帯では買う人がいなくなったため、また在庫もダブついてしまっているために仕方なく価格を下げてきている印象です。

長い目で見たら実勢価格は高騰予想

個人的な意見ですが、長い目で見たらまだ並行価格は高騰すると思います。

投資目的で利用される

理由としては過去にリーマンショックにて一時的にロレックスの価格はガクッと下がりました。しかし、その後に価格はどんどん高騰していき今の状況に至ります。

これはある意味、投資家や資産を守りたい方にとっての資産を守るために使われる要素が整っているとも言えます。

富裕層レベルになってくると絵画投資、ワイン投資で資産を守るということをする人がいます。こういった資産は保有することで税金はかからないですし、所有していることが把握されません。

さらには過去に作られたもののであれば数も限られており、状態の良いものは日々少なくなっていくため、価格はどんどん高騰していくのです。

資産を守り抜く上では絶好の現物資産です。

これと同じようなことがロレックスの特にデイトナが利用されると思われます。ただ、現状はあまりお金を持ってない人も多くロレックスのデイトナを手に入れようとしており、実際に手にしているはずです。そうなってくると、すぐに手放してしまうことが想定されます。

だとしても、生産数には限りがありますし、いずれそういった方が手放したとしても需要は続くと考えられます。

何しろ絵画で良いものは相当なお金持ちでないと購入できない価格帯なので、ロレックスのデイトナクラスの価格帯での資産保全対策の需要は大きいはずです。

また、最近は仮想通貨などもありますが、仮想通貨は価格変動が激しすぎますし、ちょっとした操作ミスで紛失してしまう事故も起こりえます。現物資産に比較したらあまりにも儚いもので、紛失のリスクの問題が解決されない限りはまだ莫大な資金が入っていかないはずです。

世界が不況に陥った時の資産の逃げ道

今後の世界の動きですが、あまり詳しいことは言えないのですが、某経済大国が崩壊へと向かい世界の覇権は別の国に移っていくと予想されています。

こうなった時に基軸通貨であったドルへの不信が募り、世界的に法定通貨への信用がガタ落ちしてしまうことになります。

法定通貨への信用がなくなってしまったのは日本でも戦後ありました。預金封鎖を行い新円切替を行ったため、それまで貯めていたお金が使い物にならなくなった出来事です。

これは近い将来起こり得ると考えています。

そうなった時に、現物資産(ロレックス、パテックフィリップ、アンティークコイン)や法定通貨ではない仮想通貨(暗号通貨)が注目を浴びることは間違いありません。

ただ、すべてのロレックスのモデルが現物資産として重要な役割を果たすとは思えません。ですから、モデルは絞っていかないといけないでしょう。

やはりデイトナは欠かせないと思いますし、今ロレックスで生産を絞っており意図的に人気を作り出しているGMTのペプシ、バットマンあたりは堅いかなと思っています。

確かに短期的に見れば現状はバブルが崩壊したかのように思われます。ただ、これは並行店が結託し価格を釣り上げてきていた状況に終止符が打たれただけで、それ以外の要因による価格高騰は続くと予想しています。